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重岡大毅くんと櫻井翔に貢ぐ日々の記録

受験生ジャニヲタへ先輩より

唐突だが、今まで一度たりとも公言したことがなかった私の年齢を、ここにきてバラそうと思う。今までのエントリーからして、文面や内容から学生だということはお分かりだろうが。
そう、私は現在大学1年生である。ということは昨年度はジャニヲタをしながら受験生をするという、だいたいのジャニヲタが経験するであろう地獄の1年を過ごした。
 
私自身、去年の今頃このようなジャニヲタの先輩方の受験エントリーを読んでいた気がする。これから勉強始まるの嫌だな、大学のことなんてよく分からないし志望校なんて考えられないし、何よりヲタ休止なんて信じられない!状態だと思う。それで良い、私もそうだった。
 
 
 
 
結論から言うと私はジャニヲタを休まない選択をした。
 
 
 
 
 
まず4月後半。親に予備校行けと言われたので、同じく予備校を探していた高校の友人と相談し、某有名予備校の体験入学に行った。
1時間ほどの映像授業で、友人はしっかり勉強していたが、サボり癖のある私に映像授業はどうも向かなかった。だって先生いないから寝れるし、いつ来なきゃいけないっていうのもないし、そんなんサボるやん?
そうして一緒に行った友人はそのまま入学したが、私はとりあえず見送ることにした。
 
 
 
 
 
5月は運悪くジャニーズWESTの1stツアーがあった。あ、ちなみにその時のDVDがコチラ(ナチュラルに宣伝)
で、当然のごとくパリピポに行った。この時は「これで今年のコンサートは終わりにしよう!」と決めていた。だから全く罪悪感もなかったし、むしろ受験前最後のコンサート思う存分に楽しむぞ!といつもより張り切ってチケットを取ったくらい。パリピポが終わっても塾探しがめんどくさくて、5月いっぱいはこの後受験期にリリースされるCDやDVD代のためアルバイトに励んだ。
 
 
 
 
6月になっても予備校探しはせず。それどころか、友達に誘われ大学決まるまで行かないと決めたコンサートにも行ってしまった。NEWSカッコよかった。
 
 
 
 
 
7月になると、親からさすがに予備校行かないと怒ると言われたので再び予備校探しを始める。映像授業がむかないということでかなり予備校は絞れたが、結局高校受験の時に通っていた個別塾の予備校に通うことに決めた。そこは成績別のクラス授業で、私は自分の成績よりも一つ上のクラスに入れてもらった。周りの人がぽんぽん正解していて正直焦ったけど、私自身追い込まれると伸びるタイプだというのは自覚していたので逆に助かった。また、知り合いや同じ高校の人がいなかったので自分のペースで過ごすことができて良かったなと思う。
 
ここで後輩に言いたいのは7月じゃ遅い!ということ。予備校のカウンセラー(受験生の相談役)からも「正直厳しいところがある」と言われるくらいだった。私はたまたまある教科が得意だったから、受験に使う教科を2教科まで減らせたけど、3教科やそれ以上となったら確実に落ちてた。
 
 
 
 
 
そんなこんなでだいぶ遅いスタートを切った私にまず襲い掛かったのが、夏期講習である。4~6月サボった分のツケはここにきた。
夏休み1か月半のうち休みは4日間のみ。高校で行われる補修にも通っていたため、勉強漬けの毎日だった。今考えると恐ろしいしあんな生活もう二度と過ごしたくない。
 
その夏休み中は幸か不幸かジャニーズWESTも夏休みをもらっていて、現場はin大阪オンリーだった。そのため現場に行きたいのに行けないという葛藤もなく、勉強に専念する他なかった。
また、友達の中には夏からTwitter、LINE等のSNSをアンインストールする人もいたが、私の場合ジャニーズ情報が入ってこない方が勉強できなくなると踏み、そのままログインしていた。勉強するときは勉強、休憩時間は自由にするというのがポリシーだったので、授業と授業の間やお昼の時間はファンブログを読んだり、ガムシャラのレポを漁ったり、動画を見るなどして気分転換に費やした。
家に帰ってからは睡眠をしっかりとりたかったので、少クラ、リトラ、Mステとラジオ番組だけはなるべくリアタイでチェックし、あとは余裕があるときのみ録画を消費することにした。
 
他にオープンキャンパスなども塾の合間に行ったが、結局受けた学校でオーキャン行った学校なんて2校だけだったし無理してまで行く必要ないと思う。
あと夏休みにやってよかったと思う勉強は英語のイディオム。これやって損なし。これだけやっててもいいくらい。
 
 
 
 
 
9月。2学期が始まる。
文化祭や体育祭があり、かなり気が散った月だった。その結果、日生でやっていた舞台「少年たち」を観に行くなど受験生としてあるまじき行為をたくさん重ねてしまった。ただ後悔はしていない。Jr.の現場には今しか見れない景色がある、そう自分に言い聞かせていたし、本当にそうだった。何年後かにあの時のすのすとは凄かったと言いたい。
予備校の授業には必ず出ていたし成績も落ちることなく少しだけ上がって、塾の先生とも仲良くなって塾に行くのがすこーしだけ楽しくなってきたころ。
しかし、この頃からAOなど推薦で受験が終わった人が出てくるので学校内の空気が悪くなり始める。私は周りに振り回されない性格なので害はなかったが、そういうのが気になる子はきついだろうなと思った。
 
 
 
 
 
高校生活すべての学校行事が終わり、10~11月はとにかく家、学校、予備校を繰り返す日々。
ここで周りのジャニヲタは本格的にジャニーズを封印し始める。テレビもラジオも雑誌も、すべてのメディアを遮断し勉強のためだけに生きているジャニヲタの仲間たちを見ているのは私もつらかった。
そんな友達たちを尻目に相も変わらずジャニヲタライフを送っていると、私の目に飛び込んできたのはWESTツアー決定の文字。日程は1月と3,4月に分かれていたが、東京公演は1月のみ。この時点で私の遠征が決定した。また、3月も4月も進路が決まっていなかったら行けないと悟ったので、「絶対に合格するぞ!」という受験勉強のモチベーションになったのはこのラッキィィィィィィィ7ツアーだったと今となっては思う。どこに応募するか色々と考えていたのは予備校の自習室だったな。思い出です。
11月には小瀧くんのMORSEがあったが、さすがの私も諦めた。
 
  
そして志望校をはじめとする受験校を絞る時期に。私は高校受験の時も志望校が決まらなくて塾の先生を困らせていたが、今回もどうしても行きたい学校が全くなかった。
しかし、私がジャニヲタだったことですぐ決めることが出来た。それは、大学生活をジャニーズに捧げるべくして「これだけは譲れない」ポイントの存在があったからだ。
私は大学を決めるにあたって先生にこれだけは譲れないという条件を提示した。
 
・キャンパスが4年間ずっと東京23区内にある
・(上記に加え)よく行く会場が通学定期を使って行きやすい
・キャンパスが綺麗
 
大学生では帝劇クリエ日生あたりに通うつもりなので、あの辺を通るか学校から行きやすいかが私にはとても大事だった。この3つの条件に当てはまる大学なんて、正直数えるほどしかない。ジャニーズが好きだったおかげで苦労することもなく、非常にすんなりと決めることが出来た。
 
 
 
 
 
12月。追い詰めるほどではないが、受験勉強をしながらまだジャニヲタをしていた。ジャニヲタといっても現場に出向くことは一切なくなり、少クラ、ラジオ、年末音楽特番を見て過ごした。見ているとどうしても罪悪感が生まれる時があって、そんな時は見ながら願書を書いたりしていた。WESTはアルバムを出したので、ラッキィィィィィィィ7の曲を聴くと必ずこの頃を思い出します。
もちろんカウコンはリアタイしたし、応募もした。自担が年男だったもんで。
 
 
 
 
 
1月。私は己の欲に負け、センター試験を間近に控えながらラキセのグッズを横アリまで買いに行った。
風邪ひいたらやばいなぁと思いつつ、遠征でポスターとか貯金箱とか大きいものは買えないなという一種の使命感のもと、極寒の新横浜に向かった。結果風邪もひかなかったし、何より予備校以外の場所へ久しぶりに行くことでリフレッシュすることが出来た。
そしてセンター試験を皮切りに怒涛の入試ラッシュが始まる。さすがの私も余裕がなくなり、ラジオとTwitterでの情報収集くらいしかジャニゴトは出来ていなかった。
別にジャニーズ禁生活をした訳ではない。本当に時間がなかった。週1,2の頻度で入試があり、それが3週間ほど続くなんて地獄だったが意外と早く時は過ぎるもので、気づけば受験ラッシュは終わっていた。あれだけジャニーズを摂取していなかったのにも関わらず普通に生活出来ていたので、人間余裕のないときはそんなもの忘れてしまうんだなぁと思う。
この頃はもう、今からできることは単語とイディオムの暗記系だ!と思いそれだけひたすらに覚えていた。
 
 
他に私が入試当日必ずしていたことと言えば、
・前の日の夜に服を考えておく
・家出る前に必ず受験票の確認
・会場入りは早めにし、混む前にトイレに行く
 
これはコンサート当日の私と何ら変わらない。そう、受験なんてコンサートに行くことと同じなんだ。
何か月も前からココとココとココの会場に行きたい(受験校決め)と悩み、振込用紙(願書)書いて、お金(受験料)払って、チケット(受験票)届いたら、あとはファンサ(合格)もらえるようにうちわ製作に励む.....ジャニヲタって毎日が受験生じゃん。
あと、私はお守り代わりに自担のジャニショ写真を1枚持っていって、試験が始まる直前に必ず見るようにしていました。そういうルーティン大事だと思う。
 
 
 
 
 
そして2月。私は無事合格を手にする。
そのおかげでラッキィィィィィィィ7ツアーにも行くことが出来たのである。
 
 
 
夏から勉強を始めた私でも、ジャニヲタを辞めないで普通に生活した私でも、大学生になることが出来たので、きっと大丈夫だと思う。だって今まで何年間もジャニヲタしてきたもん、受験生としてのスキルは十分備わってるはず。
 
もちろん、ジャニーズ等の趣味を自分から切り離す選択もアリだと思う。むしろそれが正しい。しかし、私のようにジャニーズを切り離すと逆に集中できない人も少なからずいるだろう。
このエントリーは「ジャニーズ離れたいけどでもそんなことしたら集中できないし...でもそんな甘えてて良いのか...」と自己嫌悪に陥っている人のために書いた。
 
 
 
 
読んでくださった全てのジャニヲタが合格できますように。
なんやかんや言いましたが、夏が勝負だと思います。がんばれ!!